購入者にとって、商品をいつ受け取れるかを知ることは重要です。Amazonでは、出品商品一覧および購入手続き画面ページで、購入者に予定配送所要日数をお知らせします。これは、購入者が注文を確定してから注文商品が配送されるまでの予定の所要時間です。
出品者出荷の予定配送所要日数は、配送設定を使用して設定できます。
予定配送所要日数=出荷作業日数+配送所要日数(+祝祭日数)
注: 出荷作業日数と配送所要日数は、営業日に基づいて計算されます。
-
出荷作業日数: 購入者が注文を確定してから販売パートナーが配送サービスプロバイダーに注文商品を引き渡すまでの時間です。
-
配送所要日数(または出荷所要時間): 販売パートナーが配送会社に商品を引き渡してから商品が配送されるまでの時間です。
-
祝日/週末: プライム対象外の配送の場合、出品者はホリデーシーズンや週末に出荷する必要はありません。週末が営業日に設定されていない場合、お届け日の見積り時に営業日としてカウントされることはありません(祝日も同様です)。お届け予定日が祝日や週末に当たる場合、祝日や週末の翌営業日に設定されます。週末出荷を有効にすると、購入者に週末の配送予定日を表示できます。
予定配送所要日数が重要な理由
-
予定配送所要日数が短い商品は、Amazonでおすすめ商品として表示される可能性が高くなります。詳しくは、おすすめ出品をご覧ください。
-
お届け日が早い商品は、購入者により購入される可能性が高くなります。購入者は、購入した商品がすぐに到着することを希望します。そのため、出荷作業日数は即日または1日に設定することをお勧めします。確実に間に合う場合、出荷作業日数は常に短くするのが最善です。
-
商品の配送状況を追跡でき商品を期日内に受け取ることができると、顧客満足度が高くなります。
配送時間の変更
出品者には、購入者のために正確な配送時間を設定する責任があります。配送設定を使用して、以下の設定を有効にします。
-
出荷作業日数の変更: 出荷作業日数フィールドに値を入力しなかった場合は、デフォルトの出荷作業日数が自動的に使用されます。現在のデフォルトの出荷作業日数の設定は、配送設定ページの一般配送設定タブで確認できます。この要件を満たすことができない場合は、商品の配送準備に必要な日数に出荷作業日数を変更できます。詳しくは、出荷作業日数の変更をご覧ください。
-
配送所要日数の変更: 配送所要日数を変更するには、配送設定で配送パターンを編集します。詳しくは、配送所要日数の変更をご覧ください。
-
お急ぎ便関連プログラムおよび納期保証型マケプレお急ぎ便を有効にします。
-
週末出荷を有効にする:
-
出品者出荷の場合、プライム対象外の配送における週末の営業は任意です。有効にすると、週末の営業が考慮され、すべてのプライム対象外の商品および配送オプションについて出荷予定日が計算されます。詳細はこちら
-
プライム配送の場合、こちらからマケプレプライムの注文締め日および週末の集荷要件をご覧ください。
注: 配送時間の延長を最小限に抑えるため、予定配送日数を守ることをお勧めします。
出荷作業日数
以下のツールを使用して、出荷作業日数を設定できます。
-
デフォルトの出荷作業日数: デフォルトの出荷作業日数とは、アカウント単位で設定される出荷作業日数のことで、SKUまたはASIN単位で出荷作業日数を個別に変更しない限り、デフォルトですべての商品に適用されます。デフォルトの出荷作業日数は、配送設定の一般配送設定で確認および設定できます。
注: 新規の大口出品者の場合、デフォルトの出荷作業日数は1日に設定されています。出荷作業日数は同日または2日に変更できます。
-
注文数の上限の変更を使用して、出荷作業日数をより短く設定する: 注文数の上限機能で、設定した出荷作業日数で処理できる注文数の上限を設定できます。上限を超える注文が1件でも発生すると、すべての追加注文の出荷作業日数が自動的に1日加算されるため、注文の急増で混乱することはありません。
-
商品単位の出荷作業日数: 商品単位の出荷作業日数とは、特定のSKUまたはASINごとに設定できる出荷作業日数のことです。特定の商品に対してカスタマイズした出荷作業日数を個別に設定したり、選択した商品のデフォルトの出荷作業日数を一括で上書きして設定できます。商品単位の出荷作業日数を個別に、または一括で変更する方法については、ヘルプページをご覧ください。
重要: 出品者出荷の注文の出荷予定日は、注文日+出荷作業日数に基づいて計算されます。たとえば、デフォルトの出荷作業日数を1営業日に設定した場合、夜中の12時までに受けた注文の出荷予定日は翌営業日になります。出荷予定日までに注文商品を出荷しない場合、出荷遅延率が上昇します。出荷予定日から7日が経過しても出品者がまだ商品を出荷しておらず、出荷通知を送信していない場合、その注文はAmazonにより自動的にキャンセルされます。
出荷作業日数を管理するための実用的なヒント:
-
出荷作業日数を設定する際は、必ず対応可能な設定にしてください。期日内に郵送しないと、商品の到着が遅れる可能性があります。
-
営業日を更新して、作業を行う日を決定できます。デフォルトの営業日は月曜日から金曜日ですが、週末を含め何曜日でも必要に応じて変更できます。週末出荷について詳しくは、こちらをご覧ください。
-
商品を配送会社に引き渡すのに十分な時間を確保できる注文締め時間を選択してください。たとえば、出荷作業日数が1日の場合、月曜日の午後8時に受けた注文の「出荷予定日」は翌営業日(火曜日の深夜まで)となります。
-
注文数の上限機能を設定し、1日に処理できる注文数の上限を設定してください。
-
祝日に出荷を行う必要はありません。お届け日を見積もる際、祝日は営業日としてカウントされません。お届け予定日が祝日に当たる場合、祝日後の翌営業日に設定されます。
注: デフォルトの出荷作業日数を変更できるのは、24時間以内に1回のみです。
配送所要日数
以下のツールを使用して、配送所要日数を設定できます。
-
配送設定の自動化(SSA): 配送設定の自動化を使用すると、複数の配送地域の配送パターンをすばやく作成し、各配送地域への配送所要日数を自動化できます。出品者が使用している配送会社が提供する配送サービスの配送所要日数を適用することで、発送元住所から購入者の住所への配送所要日数が自動で計算されます。これにより、配送設定の自動化の正確性が向上し、配送遅延や予定日より前の商品の配送を減らすことができます。
-
手動の配送所要日数: 配送パターンでは、配送地域ごとに配送所要日数を変更できます。新しい配送パターンでは、デフォルトの配送所要日数が自動的に設定されます。ご利用の配送会社による配送がデフォルトの配送所要日数より長くかかる場合は、配送パターンで設定を変更してください。
予定配送所要日数の正確さを改善する方法
発送元と発送先の地域によっては、出荷作業日数と配送所要日数の設定に基づき、実際の配送時間が購入者へのお届け予定日数を超えることがあります。これは、期日内配送率の低下の原因となります。
このような場合、購入者に確実に配送を行えるよう、お届け予定日を延長することで、予定配送所要日数のパフォーマンスを改善できます。お届け予定日の延長は、Amazonのウェブサイトで購入者に表示されます。購入者に表示されるお届け予定日の一時的な延長は動的であり、週によって変更される可能性があります。出荷作業日数と配送所要日数の設定は、出荷作業と配送にかかる予定の日数をできるだけ確実に反映するように設定する必要があり、このような増加により変更されることはありません。
お届け予定日の延長
次の場合、Amazonにより一時的に予定配送所要日数が調整されることがあります。
-
Amazonでは、通常配送の配送時間指標が毎週確認され、出品者出荷の配送で過去3週間の期日内配送率(OTDR)が95%以上であるかどうかが判断されます。これは、お届け予定日と実際の配送日の差を測定することで行われます。
-
期日内配送率が95%未満の場合、お届け予定日の延長が追加され、Amazonプライム対象外の出品者出荷の配送所要日数が延長されます。この延長機能は、配送遅延を最小限に抑え、顧客満足度を維持するために追加されます。これは、通常のAmazonプライム対象外の出荷すべてに影響します。
-
これらの延長は、過去の出荷の遅延に応じて、1~10日の範囲で設定されます。購入者のため、期日内配送率を95%に戻すように引き上げられます。
-
これらの延長は、一度作成されると1週間有効になります。
-
各週の終わりに、期日内配送率の確認が再度行われます。期日内配送率が95%以上の場合、延長は削除されます。期日内配送率が95%未満のままである場合、延長はそのままです。延長後の期日内配送率は、アカウント健全性ページで確認できます。
-
上記に加えて、特定の不可抗力が発生した場合(配送会社のパフォーマンス、祝日、例外的な天候関連の事象、ストライキ関連の制約、および出品が停止された地域に関する既知の問題を含む、制御不能な事象の場合)は、一時的に配送所要日数が延長され、お届け予定日が延長される場合があります。この場合、調整は影響を受ける地域へのすべての出荷に関連して適用されます。
-
期日内に発送し、配送設定の自動化を使用している場合は、配送所要日数は95%以上の期日内配送率に最適化されます。優れた顧客満足度を提供するため、期日内配送率は97%超を維持することをお勧めしています。
購入者に提供される合計の配送時間の正確性を向上させるため、また出品者出荷の配送に適用される配送所要日数に一時的な調整が加えられることを避けるため、以下のガイダンスの使用をお勧めします。
-
すべてのカテゴリーで追跡可能率を95%以上にする。すべての出品者出荷の配送について、有効なお問い合わせ伝票番号を提供してください。これにより、期日内の配送を証明できます。
-
フルフィルメントインサイトダッシュボードに移動して、予定されている配送所要日数および実際の配送所要日数、出荷作業日数のギャップを把握する。ダッシュボードには、配送のギャップを解消するための簡単なヒントが表示されます。
-
95%以上のしきい値を達成するため、期日内配送率の指標を確認する。期日内配送率が95%未満である場合、購入者が注文商品を受け取った実際の配送時間がお届け予定日に間に合わなかったことを示します。期日内配送率を改善するには、以下の手順を実行してください。
-
配送設定の自動化(SSA)を有効にすると、配送所要日数の計算を自動化し、手動による計算を回避できます。Amazonでは、システムに統合されている配送会社の配送パフォーマンスが定期的に追跡されます。配送設定の自動化を使用すると、発送元住所から購入者の住所への、配送会社における配送サービスの最新の配送所要日数を設定できます。配送設定の自動化は無料で任意のツールで、すべての出品者が利用できます。
-
配送設定の自動化を使用しない場合は、配送設定で地域単位で特定の配送所要日数を設定して、実際のお届け予定日を設定します。
-
注文数の上限を変更し、1日の出荷作業日数を有効にします。1日あたり注文数に無理のない上限を設定しておくと、より柔軟にデフォルトの出荷作業日数を1日に設定したり、土/日出荷に関する設定を行うことができます。これにより、管理可能な数を超える注文を受けた場合でも、出荷遅延率の悪化を防ぐことができます。出品者は、処理能力に基づいて、1~2日以内に処理できる出品者出荷の注文数の上限を設定し、配送時間を短縮できます。
-
適切な配送会社のサービスを利用して、注文商品が予定日までに購入者に届くようにします。
これを正確に維持し、期日内配送率を改善してお届け予定日と実際の配送時間のギャップを小さくすると、購入者に表示される追加の配送時間が調整または削除されます。
-
配送会社と協力して、期日内に配送されるようにする。 配送会社からお問い合わせ伝票番号が提供されない場合は、サービスのアップグレードまたは配送会社の変更をご検討ください。
-
配送設定ページで、より的確で正確な配送所要日数を設定します。
-
お急ぎ便関連プログラムおよび納期保証型マケプレお急ぎ便を有効にすると、マケプレお急ぎ便など、迅速な配送オプションを購入者に提供できます。 お急ぎ便関連プログラムでは、お問い合わせ伝票番号付きで1~2日の配送オプションを購入者に提供できます。これらの迅速な配送オプションを利用すると、出品商品がAmazonの商品詳細ページに掲載される可能性が高くなります。また、明確な配送日を伝えることで顧客満足度が向上します。
-
週末を営業日として有効にする: 週末に注文を処理および出荷する場合、この運用上のキャパシティを活用して、出品者出荷の商品でより早いお届け予定日を表示できます。土曜日、日曜日、またはその両方を営業日として有効にした場合、それらも出荷予定日および購入者に表示されるお届け予定日で考慮されます。詳細はこちら
重要: 週末を営業日として有効にする前に、利用するすべての配送会社が有効にする日の集荷と配送に対応できることを確認してください。